Chapter 115 of 122
正法眼藏第五 供養諸佛 · 7
三、生一切衆生最勝心。
四、如優曇鉢華難遇心。
五、三千大千世界殊獨一心。
六、一切世間出世間、具足依義心。謂如來具足世間出世間法、能與衆生爲依止處、名具足依義(謂ゆる如來は、世間、出世間の法を具足したまひて、能く衆生の與に依止處と爲りたまふを、具足依義と名づく)。
以此六心、雖是少物、供養三寶、能獲無量無邊功徳。何況其多(此の六心を以て、是れ少物なりと雖も、三寶に供養ずれば、能く無量無邊の功徳を獲しむ。何に況んや其の多からんをや)。
かくのごとくの供養、かならず誠心に修設すべし。諸佛かならず修しきたりましますところなり。その因緣、あまねく經律にあきらかなれども、なほ佛祖まのあたり正傳しきたりまします。執事服勞の日月、すなはち供養の時節なり。形像舍利を安置し、供養禮拜し、塔廟をたて、支提をたつる儀則、ひとり佛祖の屋裏に正傳せり、佛祖の兒孫にあらざれば正傳せず。またもし如法に正傳せざれば法儀相違す、法儀相違するがごときは供養まことならず、供養まことならざれば功徳おろそかなり。かならず如法供養の法、ならひ正傳すべし。令韜禪師は曹溪の塔頭に陪侍して年月をおくり、盧行者は晝夜にやすまず碓米供衆する、みな供養の如法なり。これその少分なり、しげくあぐるにいとまあらず。かくのごとく供養すべきなり。
正法眼藏供養諸佛第五
弘安第二己卯六月廿三日在永平寺衆寮書寫之
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