Chapter 113 of 122
正法眼藏第五 供養諸佛 · 5
持用行布施(持用つて布施を行ぜんよりは)、
不如一團埿(如かじ、一團埿をもて)、
敬心持佛塔(敬心もて佛塔を持せんには)。
爾時世尊、自起迦葉佛塔、下基四方周匝欄楯、圓起二重、方牙四出、上施盤蓋、長表輪相(爾の時に世尊、自ら迦葉佛塔を起てたまふに、下基は四方に欄楯を周匝し、圓起すること二重にして、方牙四出し、上に盤蓋を施し、長く輪相を表はしつ)。
佛言、作塔法應如是(作塔の法は、應に是の如くなるべし)。
塔成已、世尊敬過去佛故、便自作禮(塔成り已りて、世尊、過去佛を敬ひたまふが故に、便ち自ら禮を作したまひき)。
諸比丘白佛言、世尊、我得作禮不(諸の比丘、佛に白して言さく、世尊、我れ禮を作すこと得てんや不や)。
佛言、得(得べし)。
卽説偈言(卽ち偈を説いて言はく)、
人等百千金(人等百千の金)、
持用行布施(持用つて布施を行ぜんよりは)、
不如一善心(如かじ、一善心もて)、
恭敬禮佛塔(恭敬して佛塔を禮せんには)。
爾時世人、聞世尊作塔、持香華來奉世尊。世尊恭敬過去佛故、卽受華香持供養塔(爾の時に世人、世尊の塔を作りたまふを聞きて、香華をもち來りて世尊に奉りき。世尊、過去佛を恭敬したまふが故に、卽ち華香を受けて持つて塔に供養したまひき)。
諸比丘白佛言、我等得供養不(諸の比丘、佛に白して言さく、我等、供養することを得てんや不や)。
佛言、得(得べし)。
卽説偈言(卽ち偈を説いて言はく)、
百千車眞金(百千車の眞金)、
持用行布施(持用つて布施を行ぜんよりは)、
不如一善心(如かじ、一善心もて)、
恭敬禮佛塔(華香もて塔に供養せんには)。
爾時大衆雲集、佛告舍利弗、汝爲諸人説法(爾の時に大衆雲集するに、佛、舍利弗に告げたまはく、汝、諸人の爲に法を説くべし)。
佛卽説偈言(佛、卽ち偈を説いて言はく)、
百千閻浮提(百千の閻浮提)、
滿中眞金施(中に滿てる眞金の施も)、
不如一法施(如かじ、一の法施もて)、
隨順令修行(隨順して修行せしめんには)。
爾時坐中有得道者。佛卽説偈言(爾の時に坐中に得道の者有りき。佛、卽ち偈を説いて言はく)、
百千世界中(百千世界の中)、
滿中眞金施(中に滿てる眞金の施も)、
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